パソコンといえば、東芝、NEC、富士通、国内大手企業が生産し販売しています。山口県の皆さんなら フロンティア もご存知かも知れませんね。
フェイスブックでこんな会話がありました。
- 丸山さん「マウスコンピューターは超気になっています」
- 相本さん「聞いたことないメーカー…」
丸山さんがマウスコンピューターのノートパソコンを気されていますが、相本さんには知らないメーカーなので不安なのでしょうか。私は職業柄もちろん知っていますが、北海道の人がフロンティアを知らなくても東芝を知らない人はいないのと同じで知名度の違いがあるのです。
家電製品とパソコンとの違いは何?
パソコンも今や家電製品です。
冷蔵庫ほどではありませんが、テレビに近いか同じほどに生活必需品になっている人もいます。もちろん必要ない人にはテレビもパソコンもいらないものです。私はパソコンがなければ仕事ができませんから必需品です。
家電製品とパソコンの違いは中身です。
すべてが違うとは言えませんが、たとえば日立とシャープの洗濯機は部品を作っている工場が違うと思います。すみません、洗濯機のことにはくわしくありませんが多分違うはずです。
パソコンは中身が同じ?
お話の発端がノートパソコンでしたから、マウスコンピューターのノートパソコンを日本の大手企業のパソコンとくらべてみます。フェイスブックからイメージをお借りいたします。
ノートパソコンを部品単位で分けてみます。
- LCD……モニターの画面パネルです
- メイン基板……大きな基板が1つ入っています
- サブ基板……メイン基板とつながっている小さな基板がいくつかあります
- キーボードとケース……ノートパソコンの外側全体です
- CPU……パソコンの脳にあたる部品です
- メモリー……一時記憶するチップ
- ハードディスク……恒久記憶するドライブ
- DVDやブルーレイ……円盤型のディスクを読み書き
- 無線LAN用基板……WiFiやBluetooth
- バッテリー……充電して使えます
だいたいで上のような感じになります。この内の5~10番はパソコンのメーカーが違っても部品を作っている製造元は同じなのです。採用率の高い製造メーカーを挙げます。
- CPU……ほとんどインテルです
- メモリー……SAMSUNG、SK Hynix、東芝、Micron
- ハードディスク……Western Digital、Seagate、東芝の3社です
- DVDやブルーレイ……主に2~3社です。撤退が多い市場です
- 無線LAN用基板……だいたいがインテルです
- バッテリー……ソニーが多いです
たとえばCPUでしたらインテル意外にはAMDしかありません。NECのノートパソコンがCore i7 4550でマウスコンピューターも同じ名前のCPUなら同じものです。メモリーは製造と卸しで社名が変わりますが同じです。ハードディスクは世界で3社しかありませんから同じになってしまいます。DVDドライブから後も同じです。
違いは見た目と入っているソフトです
富士通、パナソニックのように国内で基板から作っているパソコンは少し事情が違いますが、たとえばマウスコンピューターの基板の多くはCLEVOという台湾のメーカーが製造しています。CLEVOはソニーのVAIOでよく採用されていました。
違いはデザインです。(ソフトのお話はまた機会がありましたら)
富士通のノートパソコンでしたらワンタッチボタンが付いていたり、NECならおしゃれなスピーカーが画面の下についていたり、見た目の違い以外にもスピーカーがオリジナルだったりしますがパソコンとしての中身は同じです。
マックも同じですよ
MacとWindowsの違いはデザインとOSです。ここ数年のMacはレティーナディスプレイという超高解像度画面になっていますが、東芝やデルも同等の性能の液晶モニタで作っていたります。
昔のMacはCPUから別物でしたが、ここ数年のMacはWindowsパソコンと同じです。アップルが製造販売してMac OSを入れていまして見た目が優れている違いはありますが中身は同じです。パソコンにくわしい人は、MacにWindowsを入れてMac OSと切り替えて使われる人もいます。
中身は同じ、なのに値段が違うのはどうして?
大きな理由はブランド代です。大手はデザイン、広告、人件費もろもろが高いのです。
日本の大手企業なら安心、知らないメーカーは不安と感じる方々が多いと思いますが、中身はマレーシア、台湾、中国、インドネシアのように海外で作られています同じ部品です。それにマウスコンピューターでしたら自社製造で直販していますが、大手企業は大手家電量販店で販売されますので数割価格が上がります。通信販売の直販もその価格に合わせたり、店頭のほうが売れるように高く販売されていたりもします。
パソコンにくわしい人は大手企業のパソコンを買いません。中身が同じだからです。修理代も安いですし、交換される部品も同じですから。ファッションでしたら外で見せますからブランドにこだわる人も多いと思いますが、パソコンは普通は屋内で使うものですし、他人にお見せする機会もないですから。
サポート面も大きくは違いません。マウスコンピューターもサポート窓口はあるのですが「知らないメーカーだからないに決まってる」と思われる方が多いのです。
アイアットとしてはどうなの?
ここまで書いて来ましたように中身は同じ物ですから、どこのメーカーがいいのかお聞きになられても「お客様次第です」とお答えしています。意地悪で申し上げているのではありません、本当にどこでも同じですから、お好きなメーカーで選ばれていいのです。
当事業と家電量販店の違いは利益です
店頭でしたらスタッフの方々のノルマや店舗の方針がありますから、どこのメーカーをおすすめするか朝礼で決められたりしています。私も一時期は店舗の現場にいましたから知っています。
当事業ではパソコンを売って利益にしていませんから、ご相談は無料ですし、どこのメーカーにされましても私達には関係ありませんので、完全にご購入者様の立場になれるのです。
無償のボランティアでもないのです
ご相談され私達の助言にご満足いただけましたら、またいつか思い出された時、パソコンの調子が悪かったりデータが消えないよう対策をされたい時に有料でおまかせいただきたいのです。もちろん、パソコン購入のご相談だけでも構いません。
正直にいいますと、パソコンを売っても利益は数%ですし在庫を置くと3ヶ月で利益はなくなり、半年もたてば赤字になりますから、押し売りでもしなければ売るに売れないのです。
そうなりますとやはり無償ボランティアですが、地元の人間同士ですからそれでもいいのではないでしょうか。パソコンのことならアイアットを思い出して頂けたり、ご紹介という形でいいお話をいただければいいのです。
アイアットの方針は地域密着です。まずは山口県の周南市付近を範囲とした地域に根付くことで、長い時間がかかっても信頼をいただきたいと考えています。